Pixel3 xl を購入しました

iPhone 4からずっとApple一筋でここまで約9年、今もiPhone Xを使用しています。そんな僕にもついにAndroidを手にする機会が訪れました。
ガラケーと呼ばれる折りたたみ携帯からスマートフォンへの移行時にはiPhone、Androidの選択肢がありました。当時、iPhoneやiPod touchで培われたiOSはその頃にはある一定の熟成度に。一方、後発のAndroidはそんなiOSに遅れをとり、カスタマイズ性こそあれ使いやすいとはいえないものでした。
そんな背景もあり、iOS最高!!Androidは…というような認識を持ち続けていました。とはいえ、最近のGalaxy S8やnote 8ぐらいからのAndroid端末は魅力的に感じていました。
今回は使用している回線の整理とソフトバンクの家族割の関係で、機種変更して新しい端末を手に入れても今より通信料が安くなることから新しい端末を手に入れる事に。iPhoneを単純に増やしても良かったのですが、面白くないのでAndroid端末を購入してみることにしました。
そしてお目にかかったのがPixel 3。ドリキンさんのチャンネルやグルドンで流れてくる情報、そしてCaseyまでPixel 3を使っている。もう速攻でiPhone 6を生贄に機種変しました。
サブ端末に〜ぐらいに思っていたらがっつりメイン端末の座を奪ったPixel 3の魅力をiPhoneと比較してご紹介していきたいと思います。
Pixel 3 の優れた性能

今回購入したのはPixel 3 XLという端末です。Pixel 3には大きさの違いで無印と大きいサイズのXLという2種類が存在します。XLには画面上にノッチが存在する話題の挟ベゼル。

今持っているiPhone Xが比較的標準サイズなので、Pixel 3は大きいXLにしました。機能的には無印とXLで違いはないので、以下Pixel 3として説明をしていきます。

iPhone Xと比較してPixel 3 XLはやはり大きい。サイズ的にはiPhoneのPlusシリーズと同じ大きさぐらいです。手の小さい僕には少し大きく取り回しにくかった。

驚くのはその薄さ、軽さ。この薄さでおサイフケータイやGoogle Payの機能を有しているというのが良いですよね。大きさゆえに手に余りますが、薄さと軽さでその不便さをカバーしている感じです。
どっちが手にしっくり来るかというと、僕はPixel 3を好んで選んでしまいます。スペック上は重さや薄さはXやXSの方と変わらないのですが、Pixel 3 XLの大きさで一回り小さいそれらと同じ重さ、薄さであるという点がすごいのです。
家族のiPhone XSとも比較してみましたがやはりPixel 3 XLの方がいいなと思ってしまいました。

iPhone Xから導入されたfaceID(顔認証)がどうも上手く馴染めない。花粉の時期(春、秋、冬)には常にマスクをしているし、最近は認証率も良くなくてモヤモヤしながらパスコードを入力していました。

Pixel 3では背面の中央部に指を触れるだけでロックを解除することができます。解除が失敗することも少ないですし、マスク等の状況に左右されることなく使用することが可能。iPhone XとPixel 3を併用して使っていてもPixel 3を主に使ってしまうのはこの点が大きいと思います。

USB type Cに対応しているので、急速充電が可能となっています。これはすごく便利でちょっとした時間で充電できるのが良いですね。しかし、USB type C端子のケーブルを持っていなかったので揃えるのが億劫でした。
Pixel 3のカメラがすごかった
Pixel 3のカメラが本当にすごかったです。カメラの性能自体がすごいというよりもPixel 3のAIでの補正がすごかった。
iPhone Xとの比較を見ていきたいと思います。

カフェでの食べ物を撮った写真です。Pixel 3の方が青みが強くでています。両方ともポートレートで撮ったのですが、Pixel 3の方が自然なボケの範囲を指定できているように思います。

iPhone Xでポートレートモードが適用されるためには少し被写体との距離が必要になります。Pixel 3ではその適用距離が短いのでiPhone Xより簡単にボケを得ることができます。
これはiPhone XSでも比較しましたがPixelのが短い距離でポートレードモードを適用することができました。XよりXSのが適用距離が短いと思っていたのですが、距離に違いはありませんでした。
カフェ等で離れた距離から料理の写真を撮らなくてもいいのは女性には嬉しい機能かも。

風景ではPixel 3よりiPhone Xのが青みがありました。これはホワイトバランスの性能の違いが出ているのかもしれません。実際の風景としてはこの2枚の中間ぐらいの青みがありました。

続いては逆光の強い状況での比較になります。iPhone Xでは光源が潰れてしまっているのに対して、Pixel 3では潰れてはいるものの光芒が出ています。

夜景を有名なPixel 3の夜景モードとiPhone Xで比較してみます。Pixel 3の夜景モードの方が青みが強くパッキリとした画作りになっています。

イルミネーションでもPixel 3の夜景モードでは青みが強くなっているように感じますね。夜景もイルミネーションも青みが強いと綺麗に見えるのでいい方向に補正されているなと思います。

夜景モードでは青みが強くなるというよりも色味が濃くなっているようですね。夜景モードにすることで色味が濃くなり、印象が強くなることで綺麗に見えているのでしょうか。
優れた端末はiPhoneだけじゃなかった

これまでApple大好きな人間としてAppleが優れていてAndroidは…と思っていましたが、今回購入したPixel 3を使用してみてその考えがお粗末なものであることが分かりました。
進化したAndroidはiOSと肩を並べる
今回iPhone XとPixel 3を並行使用していました。その状況で思ったことは、SNSやブラウジングを行う程度あればなんの大差もないということです。iPhoneでこれまで行っていたことは同様にPixel 3でも使用することができますし、操作性の上で違和感を感じことはありませんでした。
ホーム画面周辺にボタンを持たないという同一の状況になった今、iOSとAndroidに大きな違いはなく両者共に同じような操作でアクションを行うことができます。
Pixel3、iPhoneの違い

では、Pixel 3とiPhoneでの大きな違いはなんなのか。それは周辺機器との同期方法の違いでした。
iPhoneは同じApple製品との間で、AirDropやiCloud等の同期方法によってファイルの移動が可能となっています。その他に一方の端末とコピー等をリンクすることができるなど、便利な機能があります。そのためiPhone、iPad、MacとApple製品を増やせば増やす程に生産性が向上していきます。
一方Android端末では、他の製品との同期はGoogleのアカウントを通してとなります。GoogleフォトやGoogle Cloudでの同期などに限られて来ます。Android端末を乗せるメーカーが多いので、iOSのような機能を載せることが難しいのでしょう。
iPhoneからPixel 3へ乗り換えることは可能か?

両者を並行して使用することでメインをPixel 3へと移行しようと考えました。移行する上で障害となるのは上記の同期方法の違いでした。
しかし、現在写真はGoogle フォトで管理していますし、PCでのブラウジングはGoogle Chromeを使用しています。この状況では両者であまり障害もなく、むしろPixel 3の方がGoogle アカウントとの連携がしやすかったです。
その他、大きな問題はアプリでした。iPhoneで使用していたテキストエディターがAndroidではなく、また同様のアプリを探したのですがあまり良いものがありませんでした。この辺りは大きな問題ではありませんがちょっと痛いところ。
ガッツリと仕事やブログを書くといった点では、やはり環境に左右されるところがあります。そういった用途で使用したいという方には乗り換えはおすすめできません。一方で上記のようなSNSやブラウジング等であるならばPixel 3にすることで得られるメリットは大きいと思います。
執筆してみて
Pixel 3 XLめちゃくちゃ良かったです!カメラはめちゃくちゃいいし、SNSとかNetflixを大画面で見れるし、Googleフォトで写真同期は簡単だし。
でもiPhoneみたいにゴリゴリ使いこなせるかというと微妙でした。これはOSの問題。Apple製品に囲まれている状況ではiPhoneにどうしても軍配が上がる。
Android歴が短い僕にはいいアプリもわからない。これから感は確かにある。
ライトに使うならやっぱりPixel 3。ハードに使うならやっぱりiPhoneといった感じ