唐突ですが、皆さんのおじいちゃんはどんな人でしたか?
僕のお爺ちゃんはおしゃれでかっこよくて、なんでも知ってる人でした。好きなことはとことん追求。形から入っていろんな道具を揃えて、使って、いろんなことができる人でした。
スーツの仕立ててもらう時のテーラーの良し悪しの見方、家を建てる時の木材の選び方まで教えて貰いました。イタリアから生地取り寄せてスーツ作るのも、有名な山まで自分の足で木材を選びに行くのもあなたぐらいだと呆れながら聞いていました。
ほんとにとことん追求するので、造園にハマってから植木職人の所へ弟子入り。数年後には自分の弟子まで作っていたそうです。その後、蘭にハマり自分で品種改良を繰り返し、新種を生み出した話は訳がわかりませんでした。
こんな訳の分からないおじいちゃんが大好きで、1番尊敬していた人でした。 僕も何にでも詳しくて自分の好きなことを追求するそんな人になりたいと思っています。
そんなおじいちゃんと8月の末にお別れをしました。思い返しても漫画で見るような格言みたいなことを言われたこともないし、上の話みたいなものばかり。でも良く考えると僕自身も好きなことはとことん追求したいし、モノは拘って買うタイプ。カメラが好きだったおじいちゃんからカメラとレンズを貰い、いつの間にか同じようにカメラを趣味としています。
しっかりといろんなことを受け継いでいました。
おじいちゃんのへそくり
おじいちゃんは電化製品がすごく好きで、植木の仕事で得た収入でいろんな物を買っていました。遺品整理をしていて家から掃除機が4台も出てきた時はびっくりしました。
そうやって家中片付けていると出てきたのが缶に入ったおじいちゃんのへそくり。500円玉が一杯入っていたのを見たときには、これでまた何か買おうとしていたのかと家族で大笑いしました。
孫で分けて僕のところに来たおじいちゃんのへそくり。頑張って貯めてたおじいちゃんには申し訳ないですが、何か記念に買おうと思ってここ最近ずっと考えていました。
財布やアクセサリー、カバン。欲しいものは一杯ありますがこれから先も記念として残しておけるかといえばそうでないものばかり。
良いものを惜しみなく買う。そんなおじいちゃんの考えを残せるものがいいなと思っていました。おじいちゃんから貰ったのは、良いものの見方やカメラという同じ趣味。
そして僕が選んだのはこのレンズです。FUJIFILMでもその写りの良さで有名なXF35mm F1.4
ちょうど予算内で、良いもの、そしてカメラのレンズであること。思いついたときにはこれだ!って即購入していました。レンズならばこの先も残していくことができるし、おいおいお爺ちゃんがそうしたように自分の子供へ残していくこともできるでしょう。その時にお爺ちゃんの話とともに、その考え方や生き方を伝えられたらと思います。
もし子供が同じカメラの趣味を始めた時に親父分かってんなって言われるのが理想です。
このXF35mmF1.4すごく良いですね。東京への旅行もっていきましたがその描写力とボケにびっくりしていました。
またレビューを書いていこうと思います。
ではこのへんで